カトウファームの農場長の日記です。
暑い日が続いていますね。
我が養鶏場のニワトリや私たちにとっては、
夏は大変な季節です。
ニワトリは暑くなると、基本3つの方法で
体温を下げようとします。
1、口を開けてはーはー息をします。
2、羽根を少し広げて、涼しくなろうとします。
3、涼しい場所に移動したり、冷たい水を飲んで体温を
下げようとします。
人間のように汗をかくことができないので、大変です。
クーラーもありません。
またニワトリたちは、
ご飯を食べると体温が上がるので、
暑い時はご飯を食べません。
水ばっかり飲みます。
すると卵を産まなくなり、産んでも水分ばっかり
取るので、多少卵の中身が水っぽくなり、
黄身が薄味になります。
あまりに暑いと、熱中症になったり
ひどい場合は死んでしまいます。
そこでニワトリの熱中症対策としては、
冷たい水を頻繁にあげたり、
ビタミンを豊富にしたご飯をあげたり、
すでに熱中症になってしまったニワトリには、
食用の重曹を水に入れて飲ませます。
理由しては酸性になってる体を、アルカリ性の重曹を
あげることで、アルカリ性の方に戻してあげるためなんです。
熱中症で酸性化した体では、体温調整が乱れてしまうですね。
そんなこんなで、
ニワトリにとっても養鶏業者にとっても
お客様にとってもメリットがあまりない季節が、
夏なわけです。
またいつも使っている機械が、
この夏の暑さでオーバーヒートし
修理、交換する物が続出したり、
仕事が増える増える。
明け方の4時5時まで仕事なんて、ザラです。
養鶏場にとっては、春と秋が一番らくな季節かもしれません、
実は秋も色々な理由で大変だったりする場合があるのですが、
それはまた次の機会に・・ということで、
皆様も暑さには気お付けてお過ごしください。
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